デジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験 公式テキスト
本テキストはデジタルアクセシビリティアドバイザー認定試験の公式の受験対策書籍ですが、ご自身のスキルを磨いたり、これまで蓄積してきたご自身のスキルを整理したりするだけでなく、目の前にいる人に多様なデジタルサービスをコーディネートする現場での提案や対策に役立てることもできます。
試験問題は公式テキストからの出題を基本としていますが、数問については一般常識や時事問題についても出題されます。これは、法律等の改正やOSのアップデートを含め社会の移り変わりは加速しておりますので、ご自身で調べて知識をアップデートしサポートに活かしていく姿勢がデジタルアクセシビリティアドバイザーには求められているためです。
概要:(Basicレベル編)
Basicレベル編では、障害を理解し自分事として捉え、社会を見つめ、テクノロジーを知り、デジタルアクセシビリティについての基礎的な事柄を学ぶことができます。
あなたの大切な人や目の前で困っている人に、必要な支援をアドバイスし、それらをコーディネートして提供するスキルを身につけるための学びです。
きっと、あなたの活躍が世の中を暮らしやすく変えていきます。
あなたも「デジタルアクセシビリティアドバイザー」になりませんか?
第一章 障害を理解する
- 障害観の変化
(1) 障害とは何か
(2) 産業構造と障害者
(3) 戦前の障害者対策
(4) 医学モデルの考え方
(5) 障害とは何か(ICIDH)
(6) 障害とは何か(ICFの考え方) - 社会の変化
(1) 厚生労働白書など
(2) 人口減少社会
(3) 人口減少・高齢化の問題点 - 障害の種類
(1) 障害者の権利に関する条約
(2) 国内法に見る障害の種類 - 関係する法令
(1) 各障害・全体施策に関する法律
(2) 国際的な背景の影響
(3) 心身障害者対策基本法の改正
(4) 障害者施策に関する長期計画
(5) 障害者基本法の改正(2004年)
(6) 代表的な法律の概要
(7) 障害者基本法の改正(2011年)
(8) 福祉サービスの例
(9) 障害者差別解消法について
第二章 テクノロジーを理解する
- テクノロジーと人間
(1) テクノロジーの発達
(2) テクノロジーの動向 - 障害とテクノロジーの関係
(1) 障害者とSociety 5.0
(2) テクノロジーが障害を解決する
(3) テクノロジーが生み出す障害 - アクセシビリティ
(1) ユニバーサルデザイン
(2) バリアフリー
(3) アクセシビリティ
(4) アシスティブテクノロジー
(5) 共生社会
第三章 OS標準のアクセシビリティを理解する
- Windowsのアクセシビリティ
(1) 見ることが困難
(2) 聞くことが困難
(3) 操作することが困難 - iOS/iPadOSのアクセシビリティ
(1) 見ることが困難
(2) 聞くことが困難
(3) 操作することが困難
(4) アクセスガイド
(5) Siri
(6) アクセシビリティのショートカット - AndroidOSのアクセシビリティ
(1) 見ることが困難
(2) 聞くことが困難
(3) 操作することが困難 - macOSのアクセシビリティ
(1) 見ることが困難(視覚サポート)
(2) 聞くことが困難(聴覚サポート)
(3) 操作することが困難
(4) Siri - OS標準のアクセシビリティ機能利用に役立つ周辺機器
(1) マウス操作を補助・代替する製品
(2) キーボード操作を補助・代替する製品
(3) アシスティブスイッチ
(4) スイッチインターフェース
(5) 姿勢保持と固定具
- 著者:
- 島治伸、高松崇、田代洋章、福島勇
- 編集:
- 金森克浩、中園正吾
- 価格:
- 1,650円(税込)
- 購入先:
概要:(Standardレベル編)
Standardレベル編では、教育や医療や福祉の現場で業務としてさまざまな障害のある人にデジタル製品等をコーディネートしサポートするためのスキルを学習します。
困難別の支援技術、環境と衛生、情報アクセシビリティ、作業療法士による支援技術の実例を掲載しています。
【注意】Standardレベルの認定試験は、Basicレベルに合格していなくても受験できますが、別売りのBasicレベル編公式テキストとStandardレベル公式テキストの双方からの出題となりますので、ご注意ください。
第四章 困難別の支援技術
- 見ることに困難がある
(1) 視覚障害とは何か
(2) 視覚障害の原因
(3) 視覚障害の困り事
(4) 視覚障害者と支援機器
(5) 弱視者向けアシスティブテクノロジー
(6) 全盲者向けアシスティブテクノロジー - 読み書きに困難がある
(1) 読み書きの困難さについて
(2) 読み書きの困難さと学習意欲
(3) 読み書き困難のアセスメント
(4) 困難さに対する合理的配慮
(5) 読み書きの困難と支援技術
(6) 支援技術の可能性
(7) 支援技術を導入する際の留意点
(8) 自己効力感を高めるICT活用 - 聞くことに困難がある
(1) 聴覚障害とは何か
(2) 耳のしくみと難聴の種類
(3) 聴力検査
(4) 聴覚障害者への情報保障
(5) コミュニケーション手段
(6) ICTを利用した支援方法
(7) 生活場面
(8) まとめ - 動くことに困難がある
(1) 肢体不自由
(2) 肢体不自由の原因
(3) 肢体不自由による困難さ
(4) 肢体不自由による困難さの例(学齢児)
(5) 肢体不自由による困難さに対する支援技術
(6) おわりに - コミュニケーションに困難がある
(1) コミュニケーションの定義
(2) コミュニケーションの困難さ
(3) 関連する障害の理解と配慮点
(4) コミュニケーションで大切なこと
(5) コミュニケーションを生み出す
(6) 安心感を支援する
(7) モチベーションを支援する
(8) 困りを支援する
(9) 支援技術を使う際の配慮点 - 重複障害の困難
(1) 重複障害とは
(2) 重度・重複障害による困難さ
(3) 重複障害(視覚障害と聴覚障害)のための支援技術
(4) 重複障害(肢体不自由と知的障害)のための支援技術
(5) おわりに
第五章 安心・安全で快適な環境を作るために
- 作業環境の整備
(1) 照明及び採光
(2) 情報機器等
(3) 騒音の低減措置
(4) その他 - 作業管理
(1) 作業時間等
(2) 調整 - 身体的特性を考慮した環境の構築
(1) 姿勢
(2) 設置機材 - 衛生的環境への配慮
(1) 感染のしくみと基本的対策
(2) 感染経路
(3) ICT利活用支援現場での対策 - 情報アクセシビリティ
(1) ユニバーサルデザインの二大要素:アクセシビリティとユーザビリティ
(2) アクセシビリティを確保するために知っておくべきこと
(3) アクセシビリティとユーザビリティを確認する方法
(4) 今後のデジタルアクセシビリティに向けて
(5) 情報セキュリティ
第六章 作業療法士による支援技術の実践例
- ICTを活用した実践例
(1) はじめに
(2) 障害の捉え方
(3) 主な病態と機能障害の特徴
(4) ICT機器操作手段
(5) ICT機器の福祉用具 - 幼児期・学齢期の支援の実践例
(1) 作業療法の発達分野のICT活用
(2) GIGAスクール構想
(3) ICT活用支援の基本
(4) 基本設定の変更
(5) 遊びへの支援
(6) 事例
(7) まとめ - 遠隔テレビ会議システムを使用した支援の実例
(1) ICT・ATを活用することの意義
(2) 事例紹介
(3) まとめ - eスポーツでの支援の実例
(1) はじめに
(2) eスポーツとは?
(3) eスポーツ参加に期待される効果
(4) eスポーツ参加を妨げる要因とは?
(5) スタートラインへ立つための支援
(6) これからの課題
(7) おわりに
- 著者:
- 辻勝利、小川修史、新谷洋介、福島勇、田代洋章、関根千佳、田中勇次郎、高橋知義、渋谷亮仁、田中栄一
- 編集:
- 金森克浩、福島勇、中園正吾
- 価格:
- 2,200円(税込)
- 購入先:
ビデオ教材
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